吉田さらさのイベントとお知らせ

寺と神社の旅研究家、吉田さらさの新刊、雑誌記事、講座、ツアー、イベントなどの情報です。

今さらながら、初詣のお話

もう2月になってしまいましたが、今さらながら、初詣のご報告をいたします。(よく、カルチャースクールの生徒さんなどに、センセイは、どこで初詣をするの?と質問されるので)

ここ2年ほどは、比叡山延暦寺で新年を迎えていたのですが、今回はちょっと目先を変えて、大阪〜淡路島〜鳴門とドライブして、お参り三昧をいたしました。

初詣は、大阪四天王寺の近くの愛染堂(勝鬘院) で。こちらには、有名な愛染明王像があり、お正月に特別開帳されます。わたしは「愛の仏様」である愛染さんが大好きなので、この機会に一度拝んでおきたかったのです。別に婚活ってわけではないけれどね。

次は海を越えて淡路島へ。わたしは最近「寺と仏像」だけでなく、「神社と神様研究家」にもなったので、日本始まりの地とされる淡路島には、ぜひとも行かねばならないと思ったのです。

ここには、日本の数々の島や神々を生んだイザナギ、イザナミのご夫婦を祀るイザナギ神社があります。穏やかな空気が流れる端正な神社で、すごく気に入りました。気に入りついでに、今年初のご祈祷もしていただきました。

淡路島では、おのころ島神社にも行きました。おのころ島は、イザナギとイザナミがまだ固まっていない空をころころとかき混ぜて、最初に作ったと言われる島です。

さらに海を渡って徳島県の鳴門へ。鳴門の渦潮を見て、大塚美術館にも行きました。大塚美術館は、陶板に古今の名画を印刷して、本物そっくりに作ったものを展示する大きな美術館です。有名なのは、バチカンのシスティナ大聖堂。サイズも何もかも実物そのままで、すごい臨場感です。
わたしは大学では美術史を専攻し、どちらかと言うと、日本美術より西洋美術に関心がありました。そのため学生時代にもヨーロッパ旅行をして、バチカンだけでなく、各地の教会や美術館を訪れたものです。

今ではすっかり仏像と寺と神社の人になったけれど、若いころは、こういうものを見て圧倒されたんだっけな。そんなことを思い出しました。

1月中は、NHKハイビジョンでイタリア大特集と称してさまざまなイタリアに関する番組を放送していました。それも夢中で見てしまい、来年になったら、「教会とキリスト研究家」と名乗っていたらどうしましょうと思うわたしなのでした。

西洋絵画もいいけれど、もともとわたしはオペラも大好き。オーストリアのオペラハウスにはずいぶん行ったけれど、ミラノスカラ座にはまだ行ってません。次なる目標は、イタリアの美術館とオペラハウスめぐりです。

吉田さらさ、公式サイトはこちら。
http://home.c01.itscom.net/sarasa/