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「てっぱん」の舞台、尾道で寺めぐり

毎朝楽しみにしていた「ゲゲゲの女房」が終わってしまい、ちょっとさびしい今日この頃。新番組「てっぱん」が始まりましたが、今はまだ様子見の感じです。

でも、「てっぱん」の舞台である尾道市は、昨年の秋に行き、とてもよかったので、思い出しながら書こうと思います。

尾道に行ったのは、宮島を中心とした広島の神社、寺めぐりの旅の途中。あんまり気に入ったので2泊して、市内と港から船に乗っていく生口島をめぐりました。

尾道は、林芙美子の放浪記の街、また、映画のロケが多い街として知られていますが、実は寺町でもあります。旧な石段や石畳の道沿いにある数々のお寺を訪ねながらきらめく瀬戸内海を眺める、とても風情のある散歩ができます。

尾道市内のお勧めの寺

その1千光寺

もっとも高いところにあり、眺めが最高。謎の巨石や奇岩もあって、なかなかミステリアスです。

その2天寧寺

リアルな作風の五百羅漢像がぎっしり並んで圧巻。

その3西國寺

立派な山門。本堂には、精巧な大日如来像などがある。

その4浄土寺

小津安二郎監督の「東京物語」や大林宣彦監督の「ふたり」のロケ地となった寺で、国宝の建物あり。古びた風情が何だか懐かしい。

生口島は、平山郁夫画伯の生家がある小さな島で、タコ飯が名物です。

お勧め1
向上寺の三重塔は国宝です。あんまり鄙びた誰もいないところにあるので、知らないで訪れる人は、たぶん、国宝であることに気づかないでしょう。

お勧め2

耕三寺は究極のなんちゃって寺で、有名な寺の建物を模した建造物が、数々あります。その上、本家よりもずっと派手。これを気に入るかどうかは人によりますが、わたしは案外気に入った。もう一度行きたいか、と言われたら「?」だけど一生に一度は行ってみたいところかも。

耕三寺に行ったら、ぜひとも一番上まで上ってみてください。白亜の不思議な彫刻と、どこまでも青い瀬戸内海が見られます。

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