吉田さらさのイベントとお知らせ

寺と神社の旅研究家、吉田さらさの新刊、雑誌記事、講座、ツアー、イベントなどの情報です。

仏像好きの方にお勧めの2冊の本

いよいよ暮れも押し迫り、今日はクリスマスイブです。わたしはキリスト様の誕生日にも、朝から仏像についての原稿を書いています。
今年もたくさんの仕事をしましたが、その中でも特にお勧めなのは、以下の2冊です。


仏像探訪 平家物語のゆかりの寺を訪ねる 1100円+税
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777922154/hatena-ud-22/ref=nosim
仏像の基本 580円
http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8F%E5%83%8F%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC/dp/4777922006/ref=pd_sim_sbs_b_4

どちらもエイ出版社という会社から出ています。

わたしは「仏像探訪」の方では、京都の鞍馬寺などに取材に行き、文章を書かせていただきました。この本はムック形式で、これが3号目。毎回一定のテーマがあり、今回は、来年の大河ドラマにちなんで、平家と源氏ゆかりの寺が多数掲載されています。
この本が素晴らしいのは、担当者さんがご自分の足と目で探して選ばれたお寺だけが紹介されていること。京都の取材は2日間ご一緒し、浄教寺という、これまでまったく知らなかった寺にもお連れいただきました。高島屋の近くの寺町どおり沿いで、まさに京都のど真ん中。何度も前を通ったことがあったのに、ここが平重盛ゆかりの寺とは気づきませんでした。他の本にもよく紹介される基本的な寺や仏像だけでなく、知られざる名刹を探し出すパワーに脱帽いたしました。

「仏像の基本」は、仏像の見方をわかりやすく解説した本です。小さめのハンディな本で、主にコンビ二での販売。この値段にしては内容がたいへん充実しているせいか、発売されてすぐに店頭から消え、増刷になったそうです。こちらでは、わたしは仏像の見方についての基本をお話し、それを編集部の方が文章にまとめてくださいました。

どちらの本も、本当に内容が濃くてお勧めです。